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まさかの圧勝自民党!
与党での過半数は取るだろうと思っていたが、
自民単独で絶対安定多数の269を超えるとは思わなかった、
これが小選挙区制度の”魅力”なのだろうか・・・。

今回の選挙は新聞各紙でも書かれているように、
”小泉劇場”が全てだった。

結果的には、話題性のある出来事がいくつもあり、
マスコミの扱いも、それを中心として、
お茶の間での話題にも上がるようになった、
そうして、投票率が一気の伸びて行った。

今回の総選挙における各党議席数は以下の通り

自民党  296
公明党  31
民主党  113
共産党  9
社民党  7
国民新党 4
新党日本 1
新党大地 1
無所属  18(この内”自民造反組”は14名)
(無所属には自由連合代表の徳田虎雄氏の後継者も含む)

この結果を見て分かるとおり、大予測は大ハズレでした。
 
<自民党大勝の要因>

なんと言っても、小泉総理の作戦勝ち!
郵政民営化に賛成か反対か、この二者択一を前面に出し、
初めての人でも分かりやすい選挙にすることで、
票の掘り起こしに成功、
またこれまでの自民党にない、刺客や踏み絵を使い、
「今までの自民党じゃない!」
こう思わせて、票へつなげていったのでしょう、
その証拠に、刺客は選挙区で1人とは言え造反に勝ちこした、
民主党が早くから取り入れていた、候補者公募を行い、
それで選ばれた候補者を、各造反組み選挙区へ据えて行った、
実質3週間程度の選挙戦、しかも選挙区にゆかりのない人たちが、
勝ったり、数千票差に迫ったりと普通では信じられない結果、
これはまさに、”変わり行く自民党への期待”の現れでしょう。

経団連の奥田会長が選挙前に、自民支持を打ち出したのも大きい。

<民主党大敗の要因>

今回は完璧に民主の作戦ミス!
自民が用意した郵政民営化の土俵には乗らず、
序盤は年金問題や、構造改革を中心に訴える作戦、
しかしながら、”逃げている”と揶揄されて、
あと出しで、簡保とゆうちょは民営化してもいい、と発言、
元々はそう言っていたとしても、普通にニュースを見ている人は、
初めて聞いた感じになってしまう、これは仕方のないことで、
マスコミの使い方に失敗した民主党だった。

また、”政権選択の選挙と言う二者択一”を主張したが、
有権者の多くは、マニフェストを細かく読み比べて、
「どちらに投票しようかな?」
とはあまり考えない、多くは印象度で決まるもの、
それゆえに、小泉総理と岡田代表、
生真面目さは明らかに岡田代表だが、好感度は小泉総理、
真面目一辺倒より、ユーモアのある人を好く、
TBSの番組で岡田代表にこのような意見が視聴者から来ていた、
「岡田さん、もう少し笑ってみたらどうですか?」
それを言われたときは、さすがに笑ったが、すぐに真面目に戻った、
田中真紀子さんの応援演説でも、同じようなことを言われていて、
”印象度”が重要だと言うことを、
岡田代表以外は分かっていたようだ。

<社民党の復調>

土井前党首が捨て身の作戦に出たりと、背水の陣だったが、
終わってみれば2議席増の7議席を確保、
この要因になるのは、やはり民主党だろう、
民主党が今回は煮え切らない態度が目立ち、
与党には入れたくないけど、民主もなんだかぁ〜、
新党は良く分からないし、共産党は名前がなぁ〜・・・、
残るのは・・・、社民党、と言う感じではないだろうか?
もちろん、社民党=憲法9条を守る!
このイメージ作戦が成功したともいえる。

いずれにしても、小さい政党へ票が予想以上に入ったのは、
野党に入れたいけど、民主はあまり信用できないと言う、
気持ちの流れがそうさせて行ったのは間違いないでしょう。

さて、今回の選挙で見えたものは何でしょうか?

前回は民主党が、マニフェスト選挙と言う作戦を取り入れ、
横文字の魅力もあり、民主の風が吹き大躍進をしたが、
今回は、分かりやすさによる、小泉の風が吹いた。

当の小泉総理はあと1年で辞めると言っている、
それにもかかわらず、自民党が大勝した、
すなわち、有権者の多くはそのあとの3年間は、
誰が総理になってもいいよ!
と白紙委任状を与えたことになる、
もちろん、小泉総理が選ぶと思ってのことだろうから、
一概に間違っているとは言わないが、不安が大きいのは確か。

今後はマニフェストにあったように、郵政民営化法案を成立させ、
内閣を改造し、11月には憲法改正案を公表、
それに基づいて、憲法改正へ進んでいくことになる、
この憲法改正案をしっかりと見て、しっかりと考えて行くことが、
何でも出来るようになった与党が暴走しないように、
監視していく第一歩になることでしょう。

<自分の投票行動>

最後に、GAIANET時代から書いている、
自分の投票行動について書いておきます。

今回は、小選挙区は民主党の候補者へ、
比例区も民主党に投票しました。

以前は民主党と、自由党に使い分けをしていましたが、
一緒になったので、両方とも同じ党への投票になりました。

やはり与党には投票をしたくない気持ちと、
政権交代をして欲しいと言う気持ちが大きく、
物理的に政権交代を出来るのは、民主党と共産党、
どちらが可能性があるかはお分かりの通り、
ともかく変革をするには政権交代!
しかし、”交代”ではなく”後退”をしてしまった、
これが選挙というものなのでしょう。

ただ今回の選挙で分かったことは、
ガラッと変わることがありうる!、と言うこと、
小選挙区における自民党の票数は、民主党の約1.3倍、
しかし、当選者数は約4倍と大きく開いた、
これは接戦の末に民主候補が負けたということの現われ、
(ここに共産党分の票が回れば・・と思ってしまうが)

これまで都市部で優勢だった民主党だったが、
東京25選挙区で当選したのは、管前代表のみと惨敗、
自民党は23選挙区で当選と言う圧勝劇、
(残り1つは東京12区で公明の太田氏が当選、自民候補は無し)
このほかでも大阪の19選挙区で自民14人、公明3人、民主2人、
しかし、北海道では12選挙区で自民4人、民主8人、
と逆転している、これは都市部の人たちは、
郵便局がなくなっても、銀行はたくさんある、
コンビニもたくさんあると、郵便局の重要性を感じておらず、
”改革”や”公務員の削減”という言葉で郵政民営化に賛成、
一方、過疎化の進むいわゆる地方の人たちは、
周りにある金融機関は郵便局と信用金庫くらいで、
宅配便を出しにいける場所も家から離れている、
だから郵便局がなくなっては困る!
そう思い、民主党に投票をしたのでしょう。

最後に、郵政民営化になって国家公務員27万人を削減しても、
人件費の削減にはなりません、
(給料などは全て公社の利益から出ている)
むしろユニバーサルサービスを維持するために、
2兆円を維持経費として国が負担することになっているので、
大きく変わるのかどうかは、道路公団並みの可能性も・・・。
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