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タイトル『君のとなりに』

「ここがね、小さいときに良く遊んだ公園、
 いつも散歩している犬が可愛くて逢うのが楽しみだったの」


「そっか、だからたまに散歩中の犬を見ると、
 いつも近づいては、なでたりしてるんだね」


「うん、昔からついね(笑)」

僕はその話を聞いているうちに、ふと思い出した、
小さいときにいつも遊んでいた、あの場所のことを。

「あの場所は、今もあのままなのかなぁ」

「え?なに?」

「ん?、あぁ、いや、思い出してたんだ、
 小さい頃にいつも遊んでいた場所を」


「へぇ~、ねぇねぇ、どんな場所なの?」

「うん、特に何があるわけでもないんだけど・・・、
 そうだ、今度行ってみようか!?」


「そうだね行ってみよう、私も見てみたい!」





週末、一緒に僕の生まれ育った街へやってきた、
久しぶりに帰って来たが、駅前はすっかり変わっていた。

「まったく違う街になってるなぁ~、これじゃ、あの場所も・・・」

「大丈夫、大丈夫、とにかく行ってみましょうよ!」

彼女は元気に僕の手を引っ張った。

「ねぇ、どんな遊びをしていたの?」

「ん~と、キャッチボールでしょ、高鬼でしょ、
 銀玉鉄砲で打ち合ったり、メンコやったり、爆竹鳴らしたり・・・」


「結構いろんなことやってたんだぁ~、男の子って感じだね!」

「まぁね、それなりに(笑)
 友達は多い方じゃなかったけど、楽しかったよ」


街並みは変わっていたけど、所々に懐かしい景色があった、
それを見るたびに、あの場所も残っているように思えてきた。

「確かここらへんだと・・・、あ!あの先を曲がったところだ!」

僕は駆け出した。

「そう、この角を曲がって・・・、あ・・・」

そこはもうすっかり変わり、
小さい頃に遊んだあの場所には真新しい立派なマンションが建っていた。

「もう、20年も前のことだから、仕方ないよな・・・」

僕はそうつぶやくと、思わず左手に一瞬力が入った、
それを察したのか、彼女はこう言った。

「・・・私たちが今、ここから始めればいいじゃない」

いつも彼女の優しい声と笑顔が僕の勇気になっている、
でも、今日、今、その言葉で、僕は決めた、
時が流れても、夜が寒くても、
暑い夏の日も、寒い冬の日も、
いつまでも彼女のそばにいる、
彼女の笑顔を守り続けると。

そして僕は小さな彼女の手を握り、歩き出した、
いつも君のとなりにいると、誓いながら。

(完)


このストーリーは氷青さんのオリジナル曲、
『君のとなりに』をモチーフに書かせて頂きました。
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